>日本の包丁は今注目されています!

研ぎの前には爪を使う?

包丁を研ぐ前に爪を使って切れ味を確かめる

日本の包丁は今注目されています!包丁は切れなくなったら研ぐ必要がありますが、さていざ研ごうとしている包丁について、それが本当に切れなくなっているのかどうなのか、切れ味を調べなくてはなりません。何故ならば、まだ切れるのにそれを研ごうとするのは、全く持って無駄な作業だからですし、下手に研いでしまうことによって、逆に切れ味を鈍くしてしまうこともあるからです。そのためには、切れ味を調べる方法を知っておかなければなりません。この方法を知っていなければ、仮に切れ味が鈍ってしまった包丁を研いでいるときでも、既にはとぎが完了してしまっているのに気が付かず、更に研いでしまうと言う無駄が生まれる可能性もあるのです。
包丁の切れ味を調べる方法は簡単です。右手に包丁を持って、左手の親指の爪の中程、爪の伸びる方向に対して直角に、刃を軽くそっと当てて、刃が指先の方を向くように寝かせます。寝かせる角度は、40度から50度です。そうしておいて、刃をそっと滑らせます。右手は殆ど力を入れずに、刃の重さだけで滑らせる感じにします。
ここで、間違っても刃を横に引いたりしてはなりません。何故ならば包丁に限らず、刃物と言うのは横に引くことで本来の切れ味を発揮するようにできているのです。例えば、刃物研ぎ師は、研ぎ終えた鋭利な刃物を、一見無造作に指で触っているように見えるのですが、彼らは絶対に刃物で指を切ったりすることはありません。何故かと言うと、それは彼らが、刃物は引くと切れると言う特徴を有していることを十分に理解して、刃物を触っているからです。刃物を横に引くことは絶対に避けるようにしてください。絶対に横には引かずに、鉛筆を削るような感じで、しかし力を入れずに軽く滑らせることが大切です。このとき、切れ味の鋭い刃は爪に引っかかりますが、切れない刃はツルツルと滑ります。どうしてかといいますと、鋭利な刃物は、爪の僅かな凹凸にも引っかかるくらいに、刃先が鋭利に研がれているからです。逆に切れない刃物は、刃先が丸くなってしまっているがために、そのような凹凸に引っかからずにツルツルと滑ってしまうのです。こうして、研ぐべき包丁を見分けることができるのです。